【名言】思わずシビれたッ・・・! ゲームの名台詞を紹介します。

2021年5月4日

 

【コラム】“誰かを救う”ことの難しさ。とあるゲームから学んだ現実。


GWを迎えて、いかがお過ごしでしょうか。

私はおよそ一年振りに活動再開したゲーム実況者、レオモンさんの生配信を観ながら毎日酒を呑み続ける、クソみてえなGWを過ごしています。

いやあ、マジで幸せです。

 

【紹介】これだけは見て欲しい! 実況者:レオモンのオススメ動画。

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ちなみに、私が現在観ている生配信の内容は、下の動画です。相変わらずクオリティ高すぎんよ。

 

 

とはいえ、そんな毎日にも飽きてくるので、家の整理整頓やら、ブログの活動をやっていこうと思います。

こんな毎日だと、本当に僕はダメ人間になってしまいます。

 

今回はゲーム繋がりということで、私が感銘を受けたゲームの名セリフを紹介する記事になります。

では、早速やっていきましょう!

 

 

ゲームの名言

われわれはヒーローではない。‥‥たかが人間なのだ。
“だれかを救う”‥‥?
そんなことが、カンタンにできるワケ、ないだろう。

 

今回の記事で、私が紹介したいのは上記の台詞になります。

これは、どの作品から引用したセリフか、ご存知でしょうか?

 

上記の台詞を発言したキャラクターは、下の画像のキャラクターです。

引用:https://www.famitsu.com/news/201901/24170924.html

 

もう、お分かりになった方が多いと思います。

これは、『逆転裁判』というゲームにおける、「御剣怜侍(ミツルギ・レイジ)」というキャラクターが、主人公に対して放つ台詞です。

『逆転裁判』というゲーム全体の中でも、屈指の名言だと思っています。

 

この台詞の具体的な背景の前に、『逆転裁判』というゲームがどういったものか、簡単に解説します。

 

 

逆転裁判とは?

逆転裁判シリーズは、2001年から現在まで続いている、カプコン社の大ヒットタイトル。

プレイヤーが弁護士となって、無実の罪を着せられた依頼人を救う、法廷バトルゲームです。

2016年から2018年に掛けて、アニメ化もされているので、知名度はかなり高いかと思われます。

 

前例のなかった斬新なゲームシステム、ユーモアの富んだ台詞回し、良質なBGM、ラストで伏線を一気に回収する巧みなシナリオ。

これらが合わさったことで、多くのファンを生み出した作品です。

 

近年では、Nintendo Switchにてシリーズ初期の3部作が移植されるなど、根強い人気を博しています。

引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000015847.html

 

私は学生時代、逆転裁判シリーズの大ファンである友人の紹介で、スマホのアプリ版でプレイしました。

簡単に、ゲームの紹介をさせて頂きます。

 

ゲームの簡単な流れ
  1. (殺人)事件が起こる。
  2. 無実の罪を着せられた依頼人が現れる。
  3. 現場に移動して情報や証拠品を集める。【探偵パート】
  4. 集めた情報と証拠品から、事件の証人が語る証言の矛盾する箇所を暴き、事件の真相を突き止めていく。【法廷パート】
  5. 真犯人を追い詰める。

 

実際に遊んでみた感想ですが、

・・・結論から言うと、私はこのゲームをあまりオススメできません。

 

理由としては、話に無理のある場面と、プレイヤーが面倒に感じる場面が多々あるからです。

具体的に、私が気になったポイントを挙げると、

  • 探偵パートが単純に長く、テンポも悪い。例えば、キャラクターの会話をスキップすることができず、目的地へ移動するときには、途中にある地点を一々経由しないといけない。
  • 依頼人に癖がありすぎて、助ける気にならない話があった。
  • ストーリー自体に矛盾がある話もあった。
  • 事件の真相に辿り着いても、一歩ずつシナリオを進めていかなければいけない。その為、プレイヤーは「事件を解決する」というより「ゲームのシステムに沿って動かされている」感覚を覚えることがある。

 

何が言いたいかというと、揚げ足をとろうと思えば、いくらでも挙げることが出来る作品です。

ツッコミどころはめちゃくちゃあります。まあ、それが作品の“売り”とも言えますけどね。

 

そうはいっても、シナリオ自体は本当によく出来ているゲームだと思います。

私がプレイしたのは、先述した初期の3部作だけですが、

シリーズの総決算となる『逆転裁判3』の最終話は、寝る間も惜しんで遊んでいました。

 

ただ、そこまで辿り着くのがひたすらに長いので、私個人としては人に勧めようとは思わないです。

 

多少、我慢強くゲームに取り組むことが出来る人は、是非遊んでみて欲しいですね。

シリーズで一番盛り上がるのは、ファンの異論の余地もなく『逆転裁判3』だと思います。

ーが、私が個人的に一番良く出来ている話だと思ったのは、『逆転裁判2』の最終話です。

 

 

逆転裁判2について

引用:https://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/123/title/2/

『逆転裁判』は初期の3部作が一つの作品となっております。

(もちろん、単体で一つの作品として完結されてはいます。)

 

シリーズの中継ぎ作となる『逆転裁判2』は、あまり人気が無い作品かもしれませんが・・・

私が『逆転裁判』をプレイした中では、一番印象深いシナリオでした。

 

何が印象に残るかって、とにかく難しいんです。

単純に証拠品を見比べるだけでなく、事件の状況やキャラクターが言ったセリフをよく覚えておいて、

真相を推測しないとクリアできないようになっています。

 

特に最終話は、ミスをすると一発でゲームオーバーになる場面や、

ゲームの「お約束」を敢えて外さなければ先に進めなくなる場面があり、

私は攻略にめちゃくちゃ時間がかかりました。

 

『逆転裁判2』の最終話

そんな最終話ですが、どんなシナリオかをざっと紹介します。

◆シナリオ

逆転裁判の主人公、成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)。

以前、自分の依頼人として無罪を勝ち取った、とあるテレビ俳優の招待を受け、ヒーロー役の授賞式を訪れる。

 

ところが、集まった俳優の一人が殺害されるという事件が発生。

時を同じくして、ヒロインの綾里真宵(あやさと・まよい)が“殺し屋”と名乗る人物に誘拐される。

 

真宵がいなくなったことに気づいた成歩堂は、直後に不審な着信を受ける。

その内容は、

「先程の事件で殺害容疑をかけられている、容疑者の無罪を勝ち取れ。でなければ、真宵の命を奪う」と・・・。

 

謎の人物に脅迫を受けたところから話が始まり、事件の解決に失敗したらヒロインの命が失われてしまう。

シリーズ全体を通しても異色のシナリオで、緊迫感のあるストーリーです。

 

とはいえ、この『逆転裁判』は基本的にコミカルな作品です。

更に、このシナリオでは最初に紹介した御剣が、主人公に協力してくれます。

 

御剣は検事であり、普段は主人公の“敵”であるものの、この話では共闘して、事件の真相を探っていきます。

なので、あまり身構えずにプレイし始めたのですが・・・

正直、舐めていました

 

繰り返しになってしまいますが、とにかくシナリオが難しいです。

実際、何度も何度もゲームオーバーになりました。

 

“殺し屋”というキャラクターが、『逆転裁判』の世界観でも常識外れの存在で、

プレイヤーがどうやっても追い詰めることができないんです。

 

特にキツいのが、このシナリオの構成です。

ネタバレは避けますが、『逆転裁判』というゲームにおける、暗黙のルールを逆手に取ったシナリオになっており、

事件の真相に近づけば近づくほど、プレイヤーはどん詰まりになっていきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事件の真相にたどり着いた時、主人公である成歩堂はこんな台詞を言います。


「苦しんでいる人を救うことができたら・・・そう思って弁護士になった。
でも、こんなときになって、一番身近にいる彼女(真宵)を救うことができない。」

 

その成歩堂に対して、御剣はこう返すのです。

「勘違いするのもいい加減にしろ」と。

 


「われわれはヒーローではない。‥‥たかが人間なのだ。
“だれかを救う”‥‥? そんなことが、カンタンにできるワケ、ないだろう。」

 

 

誰かを救う、ということ

この御剣の台詞は、人によっては賛否両論あるかもしれません。

理不尽な目に合って、どんなに追い詰められたとしても、絶対に諦めない方が立派です。

 

ゲームのキャラクターが、いや、ゲームに限らず、

二次創作のキャラクターは基本的に、読み手側の理想像で描かれます。

何があっても、最後の最後には勝ってくれるのだろうと、心のどこかでは信じ切っています。

 

だからこそ、御剣の言う「たかが人間」という台詞には、ハッとさせられました。

私は、非情な現実を弁えた、深い台詞だと思っています。

 

この記事で伝えたいのは、誰かを救うということは、とてつもなく難しいことなんだよってことです。

もしかしたら、不可能なことなのかもしれません。

 

社会人になって自覚したことは、結局、自分のことが一番にあるという事実です。

他者貢献の気持ちで、こういったブログをやっているつもりですが、それでも「自分の為」という域を出ていないと感じます。

 

だけど、それが普通だと思います。だって、「たかが一人の人間」なのですから。

 

他人を救うことはできない?

最近は、インフルエンサーの方で「世界を幸せにする為に生きている」という発言をする人がいます。

その姿勢自体は、素晴らしいことに間違いありません。

でも、そこに疑いの目を向けることも必要だと思っています。

 

あまり個人名を挙げたくないので伏せますが、某オンラインサロンを運営されている方が、

「コロナ禍で職を失ったサロンメンバーを、全員守らなければいけない」

という話をしていることを聞きました。

 

何度も言いますが、その姿勢は素晴らしいことです。私たちも見習うべきかもしれません。

ーでも冷静に考えて、そんなことできるわけねえじゃないですか

 

そのサロンのメンバーに対してアドバイスをする、ということを大袈裟に語っているだけです。

オンラインサロンのメンバーという繋がり如きで、人生の面倒を見てくれる訳がない。

 

自分を救うことができるのは、自分しかいない。当たり前のことです。

そんな当たり前のことを思い出させてくれるという意味でも、この御剣の台詞はいい言葉だと思います。

 

 

私たちにできること

それでも、自分が、自分が、と人生の目的が「自分の幸せを追求するだけ」になってしまうと、

自己の成長には繋がりません。

これは持論ですが、「大人になる」ということは、「自分の都合ではなく他者の都合で動けること」だと思っています。

 

ただ、それだけでは他人に利用されるだけの存在になり兼ねません。

なので、自分の軸を持った上で、

「これはやるけど、これはやらない」という境界線を引いてやることが、

現実と折り合いをつけるという意味で重要です。

 

私のオススメは、「募金」や「クラウドファンディング」で支援することが良い方法だと思っています。

募金に関しては、ベストセラーである『夢をかなえるゾウ』でも、人生を好転させる方法として紹介されています。

 

今の時代だと、クラウドファンディングでの支援活動は、やっていて面白いと個人的に思います。

自分に興味のあるビジネスが、自分のささやかな支援で前に進んでくれる。

それだけでも胸が高鳴りますし、金額によっては返礼も大きいです。

 

私は、つい最近だと下記のプロジェクトを支援しました。

四一餃子 ネット通販で再起をかけます

去年、ホリエモンの取り巻きがマスクをつけていなかったとか何かで、炎上騒ぎになった件です。

ニュースにも取り上げられていましたね。

 

私個人の感想としては、こういう騒ぎになった以上、どちらかが一方的に悪いという話では無いと思います。

ただ、この炎上騒ぎによって、余りに餃子屋さんの被害が大き過ぎると感じていました。

「ホリエモン信者」がやったと思われる、悪質なイタ電の数々。

ホリエモンに対してというよりは、彼を信奉する連中の、底の浅さに呆れました。

 

今は餃子屋さんの奥さんも大分回復しているようで、最悪の事態が起きなくて良かったと、心から思います。

クラウドファンディングの返礼として、餃子も頂きました。めちゃくちゃ美味しかったです。

 

あまり美味しそうに見えなかったら、それは私の調理と写真の技術不足です。申し訳ない。

 

 

まとめ

自分の力でできる範囲で、誰かの助けになることを。

 

 

紹介した作品

『逆転裁判』 発売元:カプコン

公式サイト:https://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/

購入サイト:https://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/123/about/

 

  • この記事を書いた人

イナ

本業は設計者。28歳。書評とコラムを発信する、当サイトの管理人。気ままに記事を更新します。日課は読書と筋トレ。深夜ラジオとADVゲーム好き。

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