【雑談】圧倒的な“準備力”で勝負は決まる。凡人が勝負に勝つ鉄則。

2020年12月29日

 

【コラム】勝ちたいなら、前提として万全の態勢で臨め。


 

勝負に勝つ鉄則

今日は私の経験から、どうすれば勝負に勝てるのかという話をします。といっても具体的な方法論や、誰もが知らないような新しい知識を提供できるわけではありません。

大体、私は「無敗の帝王」みたいな大層な肩書きを持っている訳ではないです。大した実績がある訳でもありません。

一般人の視点で、凡人がどうやったら結果を出せるのか、という問いに対する自分の考えを記事に書いていきます。

 

あまり勿体ぶることではないので、先に言っておきます。結果を出す唯一の方法、それは“準備力”です。ここまでやれば悔いはないと、自分で言い切れるくらいの行動をとることです。

 

学生時代の思い出

思い返せば、学生時代からそうでした。私は割とコツコツと勉強できるタイプで、ぶっちぎりで優秀ではなかったものの、学年で5番以内の成績だったと思います。

ただ、学年で1番の成績をとるような超絶優秀な人には、一回も勝てたことがなかったです。

そういう人達に対しては「まあ仕方ないか。点数ではそんなに差がある訳ではないし」とか考えていました。実際、テストの合計点でいうと50点差はついていなかったと記憶しています。

 

ある日、学年で1番の成績をとる友達に、普段の勉強時間や内容を聞いてみました。そこで初めて、やっている量が全然違うということを知りました。

大袈裟でも何でもなく、その友達は私の2〜3倍は勉強していました。当時は高校受験時で、私自身「人生でこんなに勉強をしたことはない」と思うくらいに、勉強していました。そんな私の、最低3倍努力しているということを、考えてみてください。

 

私は震え上がりました。勝てっこない。勝てなくて当然だと、思い知らされました。

あくまで点数の合計で比較すると、もう少し頑張れば届きそう、と思える程の差です。でも実際には、圧倒的な差がありました。富士山の頂上を目指して登っているつもりが、本当はエベレストだったんです。

 

そこから私が学んだことは、一つです。

1番になりたければ、他の人の倍の努力が必要だと。

重要なのは、他の人も十分勤勉である、という前提を理解できているかどうかです。世の中の人は皆、頑張っています。

その上で頂点に立ちたいなら、圧倒的な時間と作業を投下することが基本です。そこまでやって初めて、土俵に上がれるくらいの感覚ではないでしょうか。

 

1番でなければ意味がないのだ、と思えるくらいにならないと駄目ですね。なれたらいいな、程度の気持ちだと絶対に“甘え”が生まれます。

1番になることだけが人生の本筋ではない、という意見もあると思いますけど、そのことについて議論するつもりはありません。言いたいことは、本気で1番になりたいなら、覚悟しろよ・・・ということです。

 

 

1円にもならないことに、1ヶ月間真剣に取り組んだ話。

今年は残念ながら、仕事で大きな成果を上げることはできませんでした。ただ、仕事以外のことで1番をとった実績を得られましたので、その話をさせて頂きます。

 

とあるコンテスト

私は去年、某ビジネススクールに通っていました。今はもうやっていないのですが、そのスクールでグループ活動のようなものが行われておりました。

とはいっても運動系のものは一切なく、プレゼン力や英語力、雑談力などのビジネスに使える活動をするものです。

 

私は読書を推進するグループに所属していました。しかし今年はコロナ禍で、グループ活動することが強制的に自粛という雰囲気になっており、どうしようかという感じでした。

すると、運営側からあるミッションが出されました。

「コンテスト開催!オンラインで学びになるものを1ヶ月の間に作成せよ。」

というものです。参加は自由ではあったものの、全国的に開催されるということで、過去最大規模のものでした。最終的に参加するグループは20を超えていたと思います。

 

私たちはこのコンテストに参加し、優勝を狙って取り組むことになりました。

 

何をするかを決める。

いつも通りであれば、こういう流れで進める予定でした。

  1. 本の紹介をする為、各自がオススメしたい本を持ち寄る。
  2. 言いたいことをまとめる。
  3. パワーポイントでつくった資料を投稿して完了。

実際、こういう風に作成するグループがほとんどでした。ただ、この形式でどれだけつくり込んだとしても、差別化ができません。そもそも、他の人が見るか/見ないかのハードルを超えることが難しい。

私たちは「どういったものを提出物にするか」というところから考えました。

 

ただ、この問いについては、あまり悩まずに済みました。動画編集ソフトを扱えるメンバーが、チームにいたからです。実際にコンテストの前に、編集した動画をアップした経験もありました。

「提出物を編集した動画にする」というゴールが決まり、この時点で他のグループと比較して、優位性を持つことができました。

 

そして、「何を紹介するか」については、グループの代表の方が提案したものに決定しました。単純に本の紹介をするのではなく、漫画を紹介しながら、その場面ごとに名著の内容を織り込んでいく、という動画を作成することになりました。

タイトル:「鬼滅のアドラー

社会現象にまでなった『鬼滅の刃』という作品を、世界的ベストセラーである『嫌われる勇気』の考えを使って紹介する。

これはもう、面白くなる以外にありませんよね。やる前から「勝ったわ」と確信しました。

 

実際に何をやったか

とはいえ、やる前は不安がありました。正直「そこまでやるのか?」と最初は思っていました。実際に、私がやったことはざっとこんな感じです。

  • 『鬼滅の刃』のアニメを全話Netflixで視聴する。(ストーリー全然知りませんでした。)
  • 『嫌われる勇気』を読み直す。
  • 担当分の台本作成。
  • 一週間毎に成果を共有し、メンバーからFBをもらう。
  • 完成した台本を元に、動画を撮影する。

 

普通であれば、台本をつくれば投稿して完了です。そもそもお金をもらっていないので、クオリティをどこまで上げるかという部分は、私たちの自由なんですよね。裁量権は私たちに委ねられていました。

 

幸運だったのは、メンバーが5人いて、5人全員の熱意が高かった事ですね。作成してきた台本や、作成した動画の修正を頼む場面もありましたが、すぐに対応してくれました。誰1人サボらなかったことは、奇跡だったんじゃないかと思っています。

内容については、文句なしの出来でした。時間を掛ければ、もっとブラッシュアップすることは可能だったかもしれません。でも、当時の自分たちにできることは、全てやれたかなと思っています。

 

 

本気でやったから分かったこと

結果としては、コンテストで優勝することができました。優勝できるという確信があったので、正直なところ驚きもなかったです。仮に優勝出来なかったとしても、悔いはなかったと思います。

優勝したからといって、別に何の儲けになる訳でもなかったものの、本気でやったからこそ学べるものが大きかったです。

最後にそのことを紹介して、終わりにします。

 

動画編集の難しさ

今の時代、もうそこまでいないと思いますが、未だにYouTuber(笑)という態度をとる人いますよね。テレビに出られない人たちが、狭いコミュニティでわちゃわちゃやっているというイメージが拭えない人。そういう考えが払拭できていない人は、一定数います。

 

私も、YouTuberという職業が出始めた当初は、そのようなイメージが少なからずありました。

「何かよくわからないけど、YouTubeで馬鹿なことやっている人達」

という認識でした。「きまぐれクック 金子」さんの動画を見始めてから、その認識が変わっていったような感覚ですね。

 

そのときになって、ようやく気づきました。もうYouTubeは、スペシャリスト達が独占できるメディアになってきていると。

個人でチャンネルを持ち、発信することで、誰もがインフルエンサーを目指せる時代になってきているのだと。

 

そして、実際にカメラの前で喋ってみて、その難しさを思い知りました。最初の方は全然上手く話せなくて、こんなにもできないものなんだということが、初めて分かりました。

この経験があるから、YouTuberを見る目が明らかに変わりましたね。あの人達はプロです。楽しそうにやっている裏で、凄まじい努力を積み重ねています

 

これ以上はないところまで、やり切ることの大切さ。

このコンテストでいい結果を残せたのは、もちろん嬉しかったです。でもそれ以上に、つくったものに満足できたことが嬉しかった

傲慢かもしれませんが、完成した動画を見て「これ以上はない」って自分で思えたんです。こんな経験は、今までの人生でほとんどありませんでした。

こういう考えは、正に仕事にも転用できることです。

  • 自分がやってきたことに、自分自身が満足しているか。
  • 仮に結果が駄目だったとしても、「まあいっか」と切り替えられるか。

こういった境地に辿り着くには、自分で胸を張れるくらいに、その仕事に本気で向き合ったかどうかで決まるのではないでしょうか。

いろいろな人生の考え方はありますけど、「本気でやらなければ楽しめない」というのは、間違いのない真理だと思っています。

 

まとめ

他人がドン引きするくらいの努力をすれば、自然と自信がついて、人生に気持ち良くなれる。
  • この記事を書いた人

イナ

本業は設計者。29歳。書評とコラムを発信する、当サイトの管理人。気ままに記事を更新します。日課は読書と筋トレ。深夜ラジオとADVゲーム好き。

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