【要約】ボボボーボ・ボーボボのストーリーを真剣に紹介してみた。【前半戦】

2022年10月9日

【書評】こんなもの書いてたら頭がおかしくなる。


 

過去最大の問題作

今回は、前回書いた『ボボボーボ・ボーボボ』の紹介記事の、続きになります。

【マンガ】平成史上最大の問題作『ボボボーボ・ボーボボ』【伝説】

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直近の記事では結構アクセス数が多いみたいで、嬉しいです。

読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

 

 

前回のまとめ
  • 令和になってから、ボーボボの再ブームが起きている。
  • 未だ、この作品に付随するような作品は生まれていない。
  • 物語の流れを頭で処理できないので、何度読んでも初見の気分で味わえる。
  • 作者が自分のリソース全部注ぎ込んで生み出した怪作。
  • 皆ボーボボ大好き。

 

本当は前回の記事でストーリーも紹介したかったのですが、ボーボボはあまりにも情報量が多すぎるので、

記事を分けることにしました。

 

 

ストーリー紹介

今回の記事では『ボボボーボ・ボーボボ』のストーリーを紹介します。

最初に断っておきます。書いた私ですら全く意味が分かりません

 

作中で起こった出来事の流れを、当然の論理の帰結のような書き方で紹介していますが、

何故、そんなことになるのか。何故、そんな行動をとったのか。

一切分からないまま、理屈ガン無視で記事を書いています。

 

・・・でなきゃ書けないですよ、こんなの。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(10)/©澤井啓夫』

 

だから、「なんで?」と私に訊くのは控えてください。

それが分かれば、この漫画は“伝説”なんて呼ばれていません。

 

では、さっそく始めていきましょう!

 

ココに注意

ストーリーを思いっきりネタバレしていますが、多分問題ないと思います

 

 

全体像

ボーボボのストーリーを章ごとに区切ると、こんな感じです。

毛狩り隊編
G〜L編
天の助・軍艦編
田楽・ライス編
OVER・ハレクラニ・ギガ編

↑今回はここまで

旧毛狩り隊編

 

裏毛狩り隊編
新皇帝決定戦編
闇皇帝編

 

毛の王国編

 

参考:ピクシブ百科事典

 

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(1)/©澤井啓夫』

 

『ボボボーボ・ボーボボ』は、上の画像にある「マルハーゲ帝国」を主人公:ボーボボが倒すというシンプルな話です。

その流れは最初から最後まで一貫しています。

 

話の筋が支離滅裂で、理屈が通っていないということは、全くありません。

王道の、週刊少年ジャンプに相応しい漫画です。

キャラクターたちの思考と、物語の展開が理解できないだけです。

 

ここから、ストーリーを章ごとに区切って説明しようと思うのですが、本当にボーボボは情報量が膨大です。

一例として、185話の最初のページを下に載せます。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(17)/©澤井啓夫』

 

1ページにビュティさんが3回もツッコミを入れていますが、これがこの作品の標準的なテンポです。

いくらなんでもカロリー高すぎです。

そりゃ、澤井先生も燃え尽きてしまいますよ・・・。

 

これでは本当にまとめ切れないと感じたので、章ごとではなく、コミックス1巻ごとに区切って紹介するスタイルにします。

全21巻ありますので、細かいところはどんどん端折ります。

 

そして、この作品は本当に“劇薬”なので、前半と後半で記事を分けることにしました。

今回の記事では、コミックス1巻〜10巻までの内容を紹介します

 

さっさとストーリーの全容を知りたい方には申し訳ありませんが、

こんなのを一気に紹介したら、私が壊れてしまいます。

 

まるで怪文書のようになっていますが、ストーリーの全てを事細かに説明したところで、

意味が分からないことに変わりはないので、ご容赦ください。

 

 

毛狩り隊編

コミックス1〜12巻の前半までの内容になります。

※今回の記事で紹介するのは、10巻のハレクラニ戦までです。

 

1巻

彷徨える毛根の貴公子:ボボボーボ・ボーボボの登場。

旅の途中で出会った少女、ビュティとともに毛狩り隊との過酷な激闘が始まっていく。

 

ハンバーガーになったり、にんじんになったり、キャベツになったりしながら、

ボーボボは毛狩り隊のアジトを潰していく。

 

ハジケ学校の卒業式を迎えた首領ドンパッチも仲間に加わり、お茶づけ星人との「ラブ・ラビリンス」をクランクアップさせる。

ただしつけものテメーはダメだ

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(1)/©澤井啓夫』

 

【感想】

漫画の第1巻で、こんなに話が分からなくなることってある!?

第3話の人気投票はあまりにも有名。コミックス1巻を一通り読んでも、そこしか覚えられないまである。

 

 

2巻

しゃもじの母子がトースター王国へ帰ってしまった。

パン派だったボーボボを庇い、ビュティが毛狩り隊から“毛抜きビーム”を受けてしまう。

ビュティを元に戻す薬を手に入れる為、ボーボボたちはCブロック基地に掃除機で殴り込みに行く。

 

「バビロン真拳」を扱うソフトンとボーボボとの闘い。首領パッチは「無敵要塞ザイガス」に成り果ててしまう。

強敵・ソフトンを倒すため、ボーボボは「聖鼻毛領域ボーボボ・ワールド」を発動させる

チターニ。ナマズ。ボーボボ音頭。ジェンガ。首領パッチ落とし。ピロッチ。ピロピロピロピロ ガタボン。

 

ボーボボたちを見張っていた少年、へっぽこ丸の登場。彼を追ってきた壁男も乱入し、戦場は大混乱に。

首領パッチはおみくじで中吉を引き、志望校に見事合格する。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(2)/©澤井啓夫』

 

【感想】

ザイガスのフィギュアはちょっと欲しい。

参考:無敵要塞ザイガス|フィギュア・プラモデル・キット(プレミアムバンダイ)

 

ボーボボワールドの解説? できるわけねぇだろこんなもん。

 

 

3巻

ボーボボたちは田舎へ帰省していた。

真心込めて植えた割り箸畑からメルヘンチック遊園地が獲れたが、そこは毛狩り隊Aブロック基地となっていた

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(3)/©澤井啓夫』

 

ところ天の助に捕らえられたトモヒロを救出する為、基地へ潜入する。

首領パッチの恋人:ユウ君は6様に変わり果てていた。パチ美はヤギになる。

 

副隊長カツに倒されたへっぽこ丸。首輪を取られて赤ちゃんになる。オナラを吸い込みきれない。

トモヒロはトイレの中でノンストップネコちゃんに遭い、落ち着いてスパゲティが食べられない。

 

ビュティはところ天に溺れる。醤油で首領パッチの目がシミール。何言ってんのお前?

ライチ味だった天の助を倒すため、ボーボボは鼻毛真拳究極奥義「聖鼻毛融合ボーボボ・フュージョンを発動させる。

 

【感想】

伝説の「亀ラップ」が収録されている巻。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(3)/©澤井啓夫』

 

澤井先生が高熱を出しているときに、この話が生まれたとのこと。

むしろ、それ以外の回は正常なときに描いていたのか・・・?

 

 

4巻

融合戦士:ボボパッチは伝説のドンパッチソードで、天二郎との約束を果たす。

 

天の助の人生を垣間見たボーボボたちは、就職活動を始める。

ボボ美と別れたパッチンは生まれ変わる決意をする。毛狩り隊入隊試験の日。

バターのチューニングが甘く、パッチンの想いは届かなかった。

 

マルハーゲ四天王の一人:軍艦が登場

彼はへっぽこ丸の故郷を潰した張本人だった。

部下のドールマンによりビュティは人形になり、連れ去られてしまう。

 

ウーンチ♪ ウンチ♪ ウンチの時間♪

かつて戦ったソフトンと天の助が仲間に加わった。

ビュティを救い出すため、軍艦の空中要塞「ボマードリング」に5人の戦士が集う

 

シーラカンスを食す軍艦の部下、スズ。サービスマンの初登場。軍艦5人衆は6人いた。

タコ課長のセクハラを目撃したブータンは興奮して眠れない。

 

軍艦に殺されたはずのふんどし太郎は、軍艦5人衆の一人となっていた。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(4)/©澤井啓夫』

 

【感想】

軍艦編はまだ分かり易いですね。(錯乱)

作品全体の中でも好きな話です。

 

 

5巻

軍艦5人衆は手強く、ボーボボたちは4連敗してしまう。

4連勝した軍艦はハシャぎすぎてボマードリングを墜落させてしまう。

ところ天の助 死亡。

 

軍艦との戦いの前に、ボーボボはバビロン界で自分の弱点を克服する。

ペットのモグタンが登場して2コマ目でカマボコにされる。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(5)/©澤井啓夫』

 

軍艦とへっぽこ丸は新居を建てていた。レンガとして組み込まれるソフトン。

ボーボボと軍艦の、20年前から続く因縁の戦いが始まる。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(5)/©澤井啓夫』

 

首領パッチの仇を討つ為、ボーボボは最終奥義「鼻毛横丁」を発動

1番の親友だった軍艦との死闘を制する。

 

軍艦との決着後、首領パッチを慕う破天荒が登場。

破天荒はマルハーゲ帝国の皇帝:ツルリーナ4世からの命を受け、ボーボボたちを「邪血館」へ誘い出す。

 

【感想】

軍艦編は名作。バビロン界に行った意味はほとんど無かったことが、唯一の不満点ですかね。

このマンガに意味とか求める姿勢が、そもそも間違ってますね。

 

 

6巻

すみません。本当に意味が分からなかったので、全部省略します。

一冊丸ごと読み飛ばしても、恐らく支障はないです。安心してください。

 

ストーリー的に意味があるとすれば、実はビュティに兄がいることが仄めかされることくらい。

Zブロックの隊長、田楽マンには友達がいなかった。

 

【感想】

だって、これまで以上に理解できないんだもの。

今までのも全然理解できていないけど。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(6)/©澤井啓夫』

 

 

7巻

友情パワーで毛狩り隊最強のZブロック基地を潰したボーボボ。

ツルリーナ4世は伝説の「ハジケブロック基地」を解放する。

 

キング・オブ・ハジケリストの称号を受け継いだライスの登場。

お米真拳に捕らえられた相手はパンダになってしまう。

 

ライスを超えたハジケリストになったボーボボは、キング・オブ・ハジケリストの称号を受け継ぐ。

そして、マルハーゲ四天王の一人:OVERの元へ向かう。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(7)/©澤井啓夫』

 

【感想】

視覚的なインパクトは凄まじいのですが、この辺りの話も全然記憶にないです。

脳が情報処理することを拒んでいる感覚になります。

 

 

8巻

OVERの根城に辿り着いたボーボボ。魔女っ娘になり箒で空を飛ぶ。

城ではOVERの部下「必殺五忍衆」が待ち構えていた。

 

ルビーちゃん、無限蹴人、インダス文明、黄河文明、メソポタミア文明。

便座に落ちた天の助とへっぽこ丸の体は、戦後の日本経済のように膨らみ続ける。

 

マルハーゲ四天王最凶の男:OVERとの、「デスペラード・コロッセオ」での死闘が始まる。

ボーボボとの戦いで怒りのゲージを最大まで溜めたOVERは、真の姿へと変貌する。

それは、読者の想像を遥かに超えていた。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(8)/©澤井啓夫』

 

【感想】

OVERは凄くいいキャラをしていると思う。

技名が「カボス」とかフルーツの名前から取っているのもイカす。

 

 

9巻

OVERの真の姿:魚雷ガールは伝説の「ボケ殺し」だった。

ボーボボたちのギャグ補正を完全無視し、自分はギャグ補正を使い放題という理不尽すぎる能力。

私はいいの、魚雷だから

 

真面目に戦っても、これまで強敵の数々を葬ってきた鼻毛真拳を足の指で止められるほど、

魚雷ガールの実力はケタ外れだった・・・。

なぜなら私は、魚雷だから

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(9)/©澤井啓夫』

 

追い詰められたボーボボは、再び「聖鼻毛領域ボーボボ・ワールド」を発動させ、

9つの星と共に大宇宙の裁きを下すことで、辛くも勝利を収める。

天の助と首領パッチに、人質としての価値はなかった。

 

残るマルハーゲ四天王は、最後にして最強の男「ハレクラニ」。

ボーボボたちはハレクラニの待ち受けるハレルヤランドへと向かう。

 

【感想】

本当に魚雷ガールが強すぎて、何でボーボボたちが勝てたのか分からないレベル。

どう考えたって、この時点で出てきていい敵の強さじゃない。

 

ボーボボ・ワールドで登場した「木星の裁き」で、ボーボボがサンタのコスプレをしていたことについて、

「サターンと掛けているのでは?」

ーという考察が、ネットにありました。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(9)/©澤井啓夫』

 

サターンは土星だよ!

 

 

10巻

ハレルヤランドに到着したボーボボたちは、駆けつけたソフトンと共に「獄殺3兄弟」との戦いを続けていた。

ボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタン

 

ボーボボは鼻毛真拳の真髄、聖鼻毛回転盤ボーボボ・ルーレットを発動。

基本的に全体攻撃なので、ルーレットの意味はほぼ無い。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(10)/©澤井啓夫』

 

マルハーゲ四天王との最終決戦が始まる。

ハレクラニの「ゴージャス真拳」は人を金に変える恐ろしい力だった。

 

ボーボボはヤギ(キリン)を召喚したり、天の助を身代わりにしたり、

ゴンドラを使ったりしてハレクラニの能力を凌いでいく。

 

それでもハレクラニの闇奥義「デスマネー・スゴロク」には苦戦を強いられるが、

遊戯王とのスペシャルコラボにより召喚した、

澤井この作者の画力が追いついていないオシリスの天空竜」で攻略に成功。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(10)/©澤井啓夫』

 

最後は鼻毛真拳超絶奥義「ワンダフル鼻毛7DAYS 」により、

ハレクラニに平凡な日常を体験させることで見事勝利した。

 

ハレクラニを破ったのも束の間、へっぽこ丸が謎の集団に誘拐されてしまう。

ツルリーナ皇帝と対等の力を持つとされる、サイバー帝国の帝王:ギガが動き出す。

 

【感想】

このハレクラニ戦〜闇皇帝編までが、ボーボボの黄金期だと個人的に思っています。本当に面白い。

 

ハレクラニは相当凄い敵だったのですが、ボーボボたちが何でもありなので、

魚雷ガール戦ほどの絶望感は全く無かったですね。あの魚雷だけは別次元過ぎる。

出典:『ボボボーボ・ボーボボ(10)/©澤井啓夫』

 

スペシャルコラボで遊戯が1コマだけ出演していますが、

これは当時、『遊☆戯☆王』の作者:高橋和希先生が本当に描いたもの。

 

週刊少年ジャンプの編集者・作家さんが集まる新年会で、澤井先生が冗談で

「ボーボボの頭から遊戯を登場させたい」

と、お願いしたところ、高橋先生が快く引き受けてくれたそうです。

 

このコラボをノリノリで描いた影響で、同時期に連載していた『遊☆戯☆王』の本編の原稿を落としかけたとか。

 

高橋和希先生は今年の7月、不慮の事故で帰らぬ人となりました。

素晴らしい作品を生み出してくださり、本当にありがとうございました。

ご冥福をお祈りします。

 

 

次回予告:

へっぽこ丸を取り込んだまま破壊されるオブジェコレクション

復活した旧毛狩り隊、集結する新帝王候補者

生け贄板へと投下される、12人の強者

胎動する浮遊城と、裏帝国の帝王

遂に集う運命を仕組まれた毛の兄弟達

果たして、ハジけることを望む人々の物語はどこへ続くのか?

次回、「ボーボボのストーリーを真剣に紹介してみた」【後半戦】

さ~て、この次もサービスサービスゥ♪

 

・・・まだ続きます。

 

紹介した作品

ボボボーボ・ボーボボ (著)澤井啓夫

 

  • この記事を書いた人

イナ

本業は設計者。29歳。書評とコラムを発信する、当サイトの管理人。気ままに記事を更新します。日課は読書と筋トレ。深夜ラジオとADVゲーム好き。

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