【書評】こんなのを書いてたら頭がおかしくなった。
過去最大の問題作、完結編(その1)
今回の記事は、前回の続きになります。
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【要約】ボボボーボ・ボーボボのストーリーを真剣に紹介してみた。【前半戦】
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伝説のギャグバトル漫画『ボボボーボ・ボーボボ』を最後まで紹介します。
『ボボボーボ・ボーボボ』の10〜21巻までのストーリーになります。
最後まで紹介しますが、記事が超長くなりそうだったので、後半も更に2つに分けます。
今回の記事では、10巻の後半〜15巻までの、「旧毛狩り隊」のストーリーを紹介します。
そもそもボーボボってなんぞや?という方は、こちらからご覧ください。
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【マンガ】平成史上最大の問題作『ボボボーボ・ボーボボ』【伝説】
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「ボーボボ」という作品に対して、ここまで真剣にまとめた記事は、そうそう無いのではないか?
と、我ながら思います。そういう意味では、中々貴重な記事になるのではないでしょうか。
「人類には早すぎたマンガ」
そう呼ばれるほど難解な作品ですが、前回の記事を書くにあたって、
ボーボボの単行本を何度も何度も読み直し、分からないながらも重要そうな箇所を抜き出し、
必死に自分の頭でストーリーを繋ぎ合わせていく内に、
最初は物語の流れすら理解不能だったボーボボが、少しは分かるようになってきました。
こうやって、ブログなりnoteなどに自分の言葉でアウトプットするって大事だなって、
改めて思い知らされました。ありがとう、ボーボボ。
前回、ボーボボのストーリーを要約した記事をUPして、私がブログを書いていることを知っている友達から連絡をもらいました。
「あのボーボボの記事を読んで、お前のことが心配になった」
・・・心外ですよね。
幾度も原作を読み直し、再構築した文章のどこに問題があったというのでしょうか。
私は何も間違ったことは書いていませんからね!
少し時間を置いて、自分で書いた記事を読み直してみました。
前回書いた記事:
ストーリーの全体像(振り返り)
前回の記事にも書きましたが、ボーボボのストーリーを章ごとに区切ると、こんな感じです。
毛狩り隊編
G〜L編
天の助・軍艦編
田楽・ライス編
OVER・ハレクラニ・ギガ編
↓今回はここから
旧毛狩り隊編
↑ここまで
前回の記事では、毛狩り隊編の「ハレクラニ」との戦い(10巻収録)まで紹介したので、
その続きからになります。
マルハーゲ帝国の現皇帝:ツルリーナ4世と対等の存在とされる、
サイバー帝国の帝王:かませ・・・もとい、ギガとの戦いからです。
ギガとの戦い〜旧毛狩り隊までの物語を紹介します。
ここまで細かく分けるのは、何度も言いますが、ボーボボという作品の情報量が膨大すぎるからです。
一度に大量にボーボボを摂取するのは、あまりにも危険すぎます。
ココに注意
ストーリーを思いっきりネタバレしていますが、やっぱり問題ないと思います。
毛狩り隊編
マルハーゲ四天王を倒したボーボボ一行。
落ち着く間も無く、仲間の一人:へっぽこ丸がサイバー都市の使者によって、連れさらわれてしまう。
ソフトンに一目惚れした魚雷と共に、ボーボボはサイバー都市に潜入し、
折り紙教室で本物のツルを作ってしまうのであった・・・。
11巻
サイバー都市を守る「電脳6闘騎士」との戦いが始まる。
先発のパナが放ったサイコボールによって、天の助はソーセージになってしまう。しかもバイエルン。
天空処刑台では、ウンコさんの支持率が急上昇していた。
ギガによってへっぽこ丸はオブジェに変えられてしまう。
合流した魚雷ガールとボーボボは二手に別れ、残る電脳6闘騎士との戦場へ急ぐ。
βカロチン! カロチン♪ カロチン♪ カロチン摂取ー♪
ベネチア国際♪ ベネチア国際♪
フルマラソン♪フルマラソン♪フルマラソン♪フルマラソン♪
遂にボーボボたちは、ギガの待つギガ・ステーションへとたどり着く。
大切な仲間を奪ったギガに対して、ボーボボは怒りの一撃を叩き込む。
【感想】
ちょうどリアルタイムでボーボボを読んでいたのが、この辺りからでした。
ボーボボたちは相変わらずふざけていますが、要所要所で素直にカッコいい場面も増えてきて、
“少年マンガ”してるよなぁ・・・って思います。そりゃ子どもたちから人気出ますよ。
サイバー都市編は、敵の技もカッコよくて、センスがありますね。
ゴシック真拳、黒太陽真拳、オブジェ真拳などは普通のバトル漫画でも通用するくらいです。
12巻(前半)
遂に「オブジェ真拳」を発動させたギガ。
干し柿かああァァーきな粉餅じゃァー!!!
突如割れ始めるギガのオブジェコレクションとともに、首領パッチと天の助のお尻も割れる。
オブジェのパワーを吸収したギガとの、本当の戦いが始まった。
ボーボボは芸術と奥義を融合させて、ギガのオブジェ真拳を打ち負かす。
鼻毛真拳の封印を解除させ、極意:熱血漢浪漫によってギガを倒し、サイバー都市を壊滅させる。
【感想】
ギガとの戦いは、魚雷ガールがパーティにいるので、読み返すとヌルゲーに感じますね。
厄介な敵が味方になった途端、弱体化されるのがお決まりですが、この魚雷は最後まで最強のままでした。
ガッシュで例えると、「石板魔物編」の突入前にゼオンが味方になるようなものです。
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【コラム】次元の違う圧倒的強者の描写。『金色のガッシュ!!』より。
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旧毛狩り隊編
マルハーゲ帝国を「最強」にまで押し上げた、先代の3世世代。
その封印が解かれ、毛の王国の生き残りであるボーボボの命が狙われてしまう。
ボーボボたちの、新たな旅が始まった。
12巻(後半)
マルハーゲ帝国最大最強を誇った、100年前の毛狩り隊。
ボーボボたちは激化する戦いに備え、聖地「エターナル」へと向かう。
パワーアップを済ませたボーボボの前に現れたのは、「百花繚乱真拳」の使い手である、
旧Gブロック隊長:薔薇百合菊之丞。
捕らえられた仲間を救うべく、ボーボボと首領パッチは菊之丞との戦いに挑む。
菊之丞のストレートなツッコミは、パチ江の心を深く傷つけてしまう。
百花繚乱真拳の最終奥義を無力化し、ボーボボは菊之丞に見事勝利する。
同じ毛の王国出身の破天荒とも合流するが、その頃には旧毛狩り隊の最高幹部も目覚め始めていた・・・。
【感想】
菊之丞は結構好きなキャラクターですね。
部下さえも自分の技に巻き込む残虐非道な敵なのですが、妙に常識的なところもあって、
スーパーボーボボの初戦闘の相手としては、満点の仕事を果たしてくれました。
13巻
天の助の第二の故郷:Aブロック基地は「ネオ毛狩りランドMAX」と変貌していた。
3対3の「3狩リア」で、旧Fブロック隊長:宇治金TOKIOとの血で血を洗うバトルが開幕。
ボーボボ・破天荒・天の助の3人はステージを暴走する「ガジェット君」に翻弄される。
ギガとの戦い以降、厄払いされていた魚雷先生も合流し、旧Eブロック隊長:コンバットブルースを撃破。
新たな融合戦士:パッチボボによって、旧Cブロック隊長:風神のジェダを撃破。
メダルゲームステージ「死生トリプル」では「W3狩リア」による6対6の混戦が開幕。
ハジケリスト:ライス、サービスマンが参戦。
呼び寄せられた狂戦士たちは、続々とステージに集められていた・・・。
【感想】
最近連載再開が発表された、『ハンター×ハンター』に登場する「幻影旅団」の団長:クロロが読んでいるのはこの巻です。
目的の為なら殺人すらも厭わない、冷酷な強盗なのですが、そんな人でもボーボボは読むんですね。
ストレスが溜まっていたのでしょうか。
【画像あり】ハンターハンターのクロロ団長がボーボボ読んでるシーンwwwwww
14巻
W3狩リアによる死闘は激化していた。
ところ天の助の5%はゼリーだったことが判明する。
首領パッチとボーボボは順当に勝利を収めるが、格上の真拳使い:ランバダにライスは敗北する。
旧Bブロック隊長:ランバダはマルハーゲ三大権力者の一人だった。
オーラに触れたものをポリゴンに変える「ポリゴン真拳」にボーボボたちは苦しめられるが、
黒太陽の力を身につけたソフトンが合流。
鼻毛真拳超奥義「レトロ・ゲーム・プレイング」によってランバダの「ポリゴン真拳」を完全攻略し、
遂に3強の一角であるランバダを撃破。
残る旧毛狩り隊は、旧Aブロック隊長:ハンペンを残すのみとなった!
【感想】
ランバダは女性人気高そうだなーって、当時から思っていました。
ハンペンの必殺技:ハンペン承は、子どもたちは真似したくなるでしょうね。
私も撃てるようになりたいですもん。
この2人、特にハンペンは「真説ボーボボ」でも活躍するので、
澤井先生もお気に入りのキャラなんだと思います。
15巻
おでんデスマッチによるハンペンとの激闘。
夜空の星となったハンペンとの決着は、新たな融合戦士:天ボボが優しさで包み込むことによって、終結した。
全員集合した仲間とともに、皇帝:ツル・ツルリーナ3世との最終決戦が始まる。
復活したツル・ツルリーナ3世は、街を消し飛ばすほどの威力を誇る真紅の手品真拳。
そして、精神を破壊する青藍の手品真拳という超強力な2つの奥義を操る、
“皇帝”の名を冠するに相応しい、最強の真拳使いだった。
ツル・ツルリーナ3世、魚雷ガールから元の姿に戻ったOVERとの三つ巴の決戦。
ボーボボと首領パッチを飲み込んだ3世は、ファイティング苦学生へと生まれ変わる。
最後は、人間の素晴らしさを体験させる為に発動させた、
超絶奥義「鼻毛発人間エクスプレス」によって、3世との決着をつける。
旧毛狩り隊に完全勝利!
【感想】
真紅の手品真拳は普通に、というか超カッコいい技です。澤井先生のセンス抜群。
ツルリーナ3世は、実はこのボーボボという漫画のラスボスなのですが、
この初戦では結構ボーボボに振り回されています。
ただの変態であるEブロック隊長のコンバット・ブルースを最後まで付人にしていたり、3世もどこか抜けているというか、
この漫画のボスキャラらしい敵だったなぁと思います。
次回、本当に完結。
長かった、ボーボボの要約記事も次で本当に完了します。
後半戦・その1としてしまったのは私も不覚でしたが、
『進撃の巨人』のアニメもファイナルシーズン パート2とかやってるし、多少はね?
紹介した作品
『ボボボーボ・ボーボボ』 (著)澤井啓夫