【エッセイ】日常に何気なく存在している、不合理と不条理。「お金の価値観編」

【雑談】「お金の価値観が違うと、共に生きていけない。」他2編収録。


今回は、実験的に「エッセイ」を書いてみようと思います

 

そう思ったきっかけは、私と友人が週一で「ウィークリーミーティング」という活動を続けており、

一週間の振り返りや、その週であった小話をお互いに発表する時間をつくっています。

 

その内容を、友人がnoteにラジオの放送後記のように残してくれています。

 

MTGの議事録

noteを読む!

※外部サイトに移行します。

 

現在までに計60回やっているのですが、回数が“素数”のときにはTwitterの「スペース機能」を使って配信する特別回となっています。

今後は、スペース機能で録音した内容をYouTubeにUPする形式に変更する予定です。

※VoicyをYouTubeで観る(聴く)感じになると考えていただけると、分かりやすいですかね。

 

ーで、過去にスペース機能で配信した内容もあったのですが、もうデータが無いので私も聴くことが出来ないんですね。

そういった回は特に、面白い話も多かったので「ちょっと勿体無いなぁ・・・」という思いがずっとありました。

 

そこで、今回の記事では私が「ウィークリーミーティング」で披露した話の中で、

自分でも“傑作”と思った内容を「エッセイ」という形式で皆様にお届けしようと思います

 

 

本記事は、いかにも意味深い内容を想起させるタイトルになっておりますが・・・

そんな真面目な記事ではありません。超くだらない内容です。

肩の力を抜いて、気軽に楽しんでください。

 

本記事の収録内容:

 

3つの話題

①:キャラTシャツの話。

『鬼滅の刃』の煉獄さんの人気の高さは凄いよね。

②:一人暮らしの独身男性が深酒したら大変危険というのを自覚した話。

マジで禁酒しなきゃダメだと己に誓った、とある事件の記録。

③:「お金の価値観が違うと、共に生きてはいけない」という話。

サウナ室のテレビで目撃した、某シングルマザーが語った言葉。

 

では、はじめていきます。

 

 

①:キャラTシャツの話

※この話はこちらのnoteにも掲載されています。

ウィークリーミーティング #23

 

2021年、8月下旬ー。

 

例年だったら帰省ラッシュとなるであろう、お盆休み。

しかし、この年は去年から世界中を騒がせた新型コロナウイルスが、依然として猛威を振るっていた。

実家からも「帰ってくるな」と、暗黙の了解というべき通達が届き、私は仕方なく家でギャルゲーを遊んでいた。

 

一週間の連休があっという間に終わり、業務再開。

会社からは「極力、在宅勤務で対応願います。」という事前連絡があった。

この休みの間、画面の向こう側にいる女の子たちと戯れていただけだったのだが、二日ほど遠出する予定も入れていたので、

私は大人しくその指示に従うことにした。

 

在宅勤務期間が過ぎ、2〜3週間振りとなった出勤日。

朝7時の通勤ラッシュの時間帯は、やはり会社員や学生が多い。

やっと慌ただしい日常に帰ってきたのだなぁなどと感慨に耽っていると、すれ違う大学生くらいの男性に目が止まった。

正確には、その男性が来ていたTシャツに目線を奪われた。

 

彼が着用していたのは、ユニクロ×鬼滅の刃のコラボ:「鬼滅UTシリーズ」の一枚、煉獄ver.であった。

『ど根性ガエル』のピョン吉とは比べ物にならない、圧倒的な目力で煉獄さんは私を睨みつけていた。

 

心を燃やせ。

彼が命を賭して伝えた最期のメッセージは、主人公である炭治郎だけでなく、日本中の多くの人々に勇気を与えたであろう。

煉獄さんのUTを着用していた彼も、劇場版のスクリーンで観た煉獄さんの勇姿が忘れられなかったのだろうな・・・。

そんなことを思いつつ、会社へと向かった。

 

午前中の業務が終わった後の、お昼休憩中。

スマホで個人的なメール処理をしていると、メルマガ登録していたユニクロから、セール品の案内メールが届く。

その中に、今朝の駅内で見かけた“煉獄Tシャツ”も含まれており、一枚500円で売られていた。

 

圧倒的にリーズナブルな価格。スタバのフラペチーノよりも安いではないか。

流石はユニクロ、いや、流石は煉獄さんと言うべきか。

炭治郎の命だけではなく、何かとお金に困りがちな大学生たちのお財布事情まで守り抜いた、実に見上げた男である。

まぁ、私は買わなかったけど。

 

そんなことがあった次の日。

昨日と同じ時間に起き、同じ時間に家を出て、同じ時間の電車に乗る。

すると、昨日に引き続きキャラTを着用した若い男性が目に映った。

 

全く同じ時間の電車で降りたから、昨日と同じ人だったのだろうか。

何で直ぐに発見できたのかというと、またしても“鬼滅Tシャツ”を身につけていたからである。

 

引用:アニメイト オンラインショップ

 

この人、もう鬼殺隊だろ!

悪鬼滅殺を志すのは大いにやってもらいたいところだが、就職先としてはあまりオススメできないので複雑な気持ちだ。

自分を粗末にせず、大切な人を守る道を彼には選んでもらいたい。

 

 

②:一人暮らしの独身男性が深酒したら大変危険というのを自覚した話。

お酒は楽しい。

一週間の仕事を乗り切り、週末に味わうお酒は格別に美味い。

 

とりわけ、私は「宅飲み」が好きだ。

ご時世的に外で呑むことが難しいという理由もあるが、

誰にも観られていない状況で、好きなお酒を用意し、好きなおつまみを作り、好きな映画・ドラマを観るというのは贅沢な時間だ。

 

“その日”も、私はいつもと同じようにお酒を嗜んでいた。

冷凍庫で寝かせておいた角瓶と、ウィルキンソンの炭酸水でつくるハイボールが、私の相棒だった。

キンキンに冷やしたアルコールは、度数が高くても飲み易く、バンバン胃袋に流し込める。

そして、暴力的な吐き気と頭痛に苦しめられることになる。

 

翌朝。

やはり飲み過ぎてしまっていたようで、体が重く、気分が優れない。

そして、何だか下半身がスースーする。

 

・・・おかしい。

何故、下半身がスースーしている?

恐る恐るズボンの裾を捲り上げると、パイ●ンになっていた。

 

生まれたての赤ん坊とまではいかないが、

「元気100倍、パイ●ンマン!」というアダルトビデオのオーディションが開催されれば、1次予選くらいは通過できるかもしれない。

・・・などと、下らないことを考えている場合ではない。

何で剃られているんだよ!

 

非常に困惑する事態だが、冷静に考えると自分以外に有り得ない。

一人暮らしの男性宅に侵入し、寝込みを狙ってアンダーヘアの処理を行うような、酔狂すぎる変態は流石にいないだろう。

そう、私がやっていたのである。

 

洗面所に入ると、昨晩使用していたのであろう剃刀とクリームが浴槽に転がっていた。

どうも私は、泥酔するとムダ毛処理をやりたくなる“癖”があるようだ。

誰にも迷惑を掛けていないから良かったが、全く記憶にないというのが恐ろしい。

よもやよもやだ。

 

新たな自分の一面に気づきつつ、「しばらくは宅飲みを止めよう」と固く固く誓った。

 

【要約】お酒は合法の「薬物」。絶対に断酒できる方法を教えます。

続きを見る

 

 

③:「お金の価値観が違うと、共に生きてはいけない」という話。

※この話はこちらのnoteにも掲載されています。

ウィークリーミーティング #42

 

有給休暇を使用した休みの日。

書き進めていたブログの更新も終わり、充実したオフを過ごしていた。

ちょうど人も少ないだろうと見込んだ私は、1日の締めくくりとしてサウナへ足を運んだ。

 

私が向かった先は、愛知県知立市にある「サウナイーグル」という施設。

 

参照リンクはこちら!

【公式】サウナイーグル

 

料金は休日の場合、¥2,700-。一般的な銭湯と比較すると割高だが、それも納得できるほどに充実した設備が揃っている。

ロウリュサービス、2種類の温度の水風呂、タオル使い放題といったサービスの数々・・・

何より嬉しいのは、圧倒的な数の「腰掛け椅子」である。

 

外気浴スペースはこじんまりとした空間だが、「ととのい」に欠かせないアイテム:腰掛け椅子が充分に揃えられている。

よっぽど、このサウナイーグルで「ととのいたいのに座れない!」という事態は起こらないだろう。

 

そういったところが気に入り、かつ、距離的な行きやすさもあって、私は月一で利用している施設である。

惜しむらくは、サウナ室内に大画面のTVが設置されているところだろう。

私は“サウナにはTVを置いて欲しくない派”だ。その方が落ち着く。

こればかりは好みによるから、致し方ないところだが。

 

夕方の5時過ぎに、サウナイーグルに到着した。

入浴している人はそれなりにいたが、私の狙い通り、比較的空いていた。

備え付けのシャンプーとボディソープで十分に洗い、タオルでしっかりと身体を拭いた後、お目当てのサウナ室へ入る。

 

一番上段の、奥の位置に腰掛けると、目の前に設置されているTVで夕方のニュースを放送していた。

その日は【現代日本の社会問題】の特集のコーナーで、「シングルマザー」の話題を取り上げていた。

サウナでリラックスしたいこちら側としては、あまり見たくはない内容である。だからTVを置いてほしくないのだ。

そんな余計なことを考えながら、何となく画面を眺めていた。

 

 

離婚」という家庭問題。

既に子どもが成人しているなら、そこまで深刻ではないが・・・

まだまだ幼い子どもを抱えているのに、女手一つで育てていくというのは、非常に困難な問題だ。

私には想像もつかない。

 

しかし、一番かわいそうなのは、親同士の問題に巻き込まれた子ども達である。

「本当は父親と一緒に暮らしたいけど・・・」

そんな子どもの想いを分かっていながら、それでも尚、シングルマザーを続ける理由は様々だった。

 

例えば、番組で取材に応じた母親の一人は、「DVから逃げてきた。」と答えていた。

酷いときには、お腹に赤ちゃんがいる状態なのにも関わらず、蹴ってきたーと。

それはもう、十分に犯罪行為なので、逃げるしかないだろう。

 

また、ある一組の家庭では、「お金の価値観が合わなかった。」と答えていた。

その家庭は3人の幼児を抱えており、母親はキッチンに立ちながら取材に応じていた。

 

「父親と同じ家で、暮らしたいけど・・・」

狭いマンションの一室にあるリビングで、寂しそうに遊んでいる子どもの姿。

父親と会えるのは、月に一度だという。

 

養育費は貰えているものの、今後の子どもたちの将来を考えると、どうしても不安がある。

それでも、「お金に対する考え方が違うから、同じ生活をするのは無理だった」と。

 

具体的にどういう主人だったのかは話さなかったが、

「生活費を競馬やFXで使うような人だったんだろうな・・・」

と、私は推測した。

自分の守るべき家庭を顧ないような人物なら、別れるのも仕方ない。

 

母親の言い分に納得していると、リビングで遊ぶ子どもたちの方にカメラがクローズアップしていった。

子どもたちは3人で、机の上で麻雀をして遊んでいた

引用:相席食堂ー朝日放送テレビ

 

“お金の価値観が違う”って、そっちかよ!!!

 

まさか、母親の方がギャンブラーだったとは予想だにしていなかった。

子ども達に麻雀とか覚えさせてんじゃねえよ。

 

その後、3セット後ほどサウナ→水風呂→外気浴を繰り返したが、TVの内容が衝撃的すぎて全然ととのわなかった。

だから、サウナ室にテレビを置いて欲しくないのだ!

 

 

余談)オススメのエッセイ

今回、初めてエッセイを書いてみましたが、楽しい反面、“難しさ”も感じました。

短いワードで読者の心を掴む、強烈なセンスが求められるのでしょうね。

 

ウィークリーミーティングをやっている友人に教えてもらったのですが、

こちらのエッセイは本当に面白かったです。

ひろみちお兄さんといっしょ|瀬井エムコ|note

 

言葉の選び方の次元が違いますね。悔しいけど全然敵わない。

 

また、芸能人の方が出しているエッセイだと、ハライチの岩井さんの書籍は当ブログで紹介しました。

【エッセイ】平凡な日常の中にこそ面白さのタネはひそんでいる。

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芸人さんのラジオも、本当に面白いです。

結局、どれだけ真剣に取り組んでいるかの違いが一番大きいのだと思いますが。

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

  • この記事を書いた人

イナ

本業は設計者。29歳。書評とコラムを発信する、当サイトの管理人。気ままに記事を更新します。日課は読書と筋トレ。深夜ラジオとADVゲーム好き。

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