【雑談】毎日ゴキゲンに生きる方法。穏やかな日々を過ごす為には?

2021年9月1日

 

【コラム】自分の機嫌は自分でとる生き方。


今週は書評の記事を挙げる予定だったのですが、紹介しようとしている本の密度が濃い為、未だ構成を考え中です。

今回は、「自分の機嫌は自分でとらないといけない」という話をします。

昔、TV番組で芸人の“みやぞん”さんが言っていたと思います。未だに覚えているくらい、私の中で気に入っている言葉なのですが、中々実践することが難しいことでもあります。

参照リンクはこちら!

いつも機嫌良く働ける理由とは【みやぞん】さんインタビュー|失敗しても『僕よくやってる!』って自分を許すのが日課

 

先日、ちょっとしたきっかけがあって、今回の記事で書こうと決めました。

 

 

思わず怒りそうになった出来事

私が住んでいる市でも、新型コロナウイルス予防接種の予約が始まり、先週1回目の接種が完了しました。

ちょうどお昼どきに受診が終わり、最寄りのバス停の到着時刻まで少し時間があったので、近くの外食チェーンストアに行くことに。

学生時代から利用している、ありふれたお店です。

 

私は基本的に自炊する方なので、たまに外食するときは羽目を外して、自分の好きなものを注文しています。

「久しぶりにガッツリ揚げ物食べようか」
「焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ」

『孤独のグルメ』のゴローちゃんみたいな思考になっていたところ、期間限定メニューに「秋刀魚の塩焼き定食」を見つけました。

©扶桑社/久住昌之・谷口ジロー

 

ピーンときました。「秋刀魚の塩焼き」とか絶対美味しいに決まっている。付け合わせの揚げ出し豆腐にも惹かれて、決まりました。

席に着くなり注文して、料理を待ちます。私にしては、昼間から贅沢な食事です。休日によっては茹で卵とかで済ませたり、ほとんど食べなかったりするので。

 

10分ほど待って、待望の料理が運ばれてきました。しかし、出てきたのは明らかに火が通ってなさそうな、ヘタレたサンマ。

メニューの写真にあった、皮のパリパリ感とかが、目の前の品には全くありません。

 

「大丈夫かこれ・・・?」

恐る恐る箸を入れると、案の定、半生でした。内臓に血が付いてるし、全然脂が乗っていません。

高校で寮生活をしていたときの、寮食を思い出すような味でした。そんなクオリティの食事が、外食でお目にかかれるとは夢にも思いませんでした。

 

店員さんを呼んで、「料理を代えて下さい」と言うことまで本気で考えました。

しかし、それをやってもらったところで、お互いに嫌な気持ちになります。間違いなく、そのお店に居づらくなります。

結局、出されたままの美味しくないサンマを黙って完食しました。

©扶桑社/久住昌之・谷口ジロー

 

 

不機嫌はいいことが無い

思い返しても、酷い話だと思います。「そんなに気にするくらいなら、代えて貰えば良かったじゃないか」と思われるかもしれません。

しかし、私にはどうしても譲れない意地がありました。

 

一つは、「目の前に出された物は残さず食す」というプライド。

もう一つは、「上機嫌でいたい」という気持ちです。

 

私は、自分にはどうしようもないことで、気分を左右されたくないんです。

後からぐちぐちと文句を垂れるよりも、「料理を頼んだのは自分」、「店を選んだのも自分」というふうに“自分の責任”割り切ってしまった方が、いっそ楽です。

 

もし、店員さんに料理の交換を強要してしまったら、私の性格上、どうしても感情的な言い方になっていたと思います。

例え自分に全く非がなかったとしても、そこで人に怒ってしまうと・・・結局、損するのは自分なんです。

怒っていいことは、基本ありませんから。

 

怒りを静める方法

何が気に障るかというのは人によって違うので、難しい問題ではあります。でも、怒りを静める方法は世の中にいろいろありますから、自分で調べてみて、いくつか試してみるのが良いでしょう。

例えば、「深呼吸する」とか「息を止める」とか。

 

私のやり方は少々独特ですが、脳内にハライチの岩井さんを召喚させています

ちょっと何言っているか分からないと思うので説明すると、ハライチさんがやっているラジオが元ネタです。

 

最近は家事をやっているとき、よくラジオを聴いています。「ハライチのターン!」というラジオが特に好きで、その中で腹を抱えて笑った話がありました。

岩井さんが「仁王2」というめちゃくちゃ難しい“死にゲー”を遊んだときの話です。

引用:https://www.gamecity.ne.jp/nioh2/

 

何回も敵に倒されて、行動パターンを完全に把握することが前提のゲームです。

岩井さんは2時間掛けても1面すら攻略できず、小学生のように半泣きでブチギレそうになります。

そのときに発言したのが「ふざ↑けんなよぉ〜」です。

 

ウケたことに調子を良くして、その後もアクセントやイントネーションを変えて「ふざ↑けんなよぉ〜」を連発します。

この件が本当に好きで、何回聴いても笑えます。

 

それから実生活でも「ふざ↑けんなよぉ〜」を使い始めたところ、本当に怒りそうになるときに、実際に効果がありました。

 

例えば、こんな感じです。

「予約が取れてなかったって何だよ、ふざ↑けんなよぉ〜」

「このサービス、もう使ってないのに何回も電話してくるなよ、ふざ↑けんなよぉ〜」

 

怒りで我を忘れそうになっても、「ふざ↑けんなよぉ〜」って声に出すと絶対に脱力します。“笑いの力”って本当に凄い、と感じます。

 

 

上機嫌は大人のマナー

マズい飯を出しやがったお店には怒りそうになりましたが、この「ふざ↑けんなよぉ〜」を駆使して、何とか冷静に対処できました。

  • 日本は、世界でもトップクラスに食の品質が高い国なので、食の拘りが強すぎるのかもしれない。
  • 高級料亭に行った訳ではないのだから、過剰なサービスを求めすぎているのかもしれない。

心に余裕があれば、こんな風に柔軟に考えることもできます。「いい経験になった」という捉え方もできます。

 

上機嫌は大人のマナー」という言葉があります。

大人なら、社会人なら、自分の機嫌は自分でとれるようになるべきだと

人間は感情を持つ生き物ですから、完璧に出来ることは不可能かもしれないですけれど、周囲の人に余計な気を遣わせない配慮はすべきだと考えています。

 

世の中には、不機嫌を周囲にぶつける人が存在します。自分が困っていれば、周りが右往左往して何とかしてくれるとでも思っているのでしょうね。

そういう人は、いくつ歳を重ねてもガキのままです。

タチが悪いのは、そういう不機嫌は伝染するということです。こっちまで不愉快な気持ちになります。

 

大事なのは、そういう人に出くわしても、落ち着いて対応することですね。

 

5年ほど前、地元で混雑している電車に乗っていたときのこと。

仕事帰りで明らかに不機嫌になっているオッサンが、肩で周囲の人にぶつかりながら降りる様子を目撃したことがあります。

全く関係のない私が怒りそうになるくらい、度を超えて失礼な行為でした。

そのとき、ぶつけられた方に思わず声を掛けたのですが、その方は全く怒ることもなく、「みんな、疲れているんですよ」を笑って答えていました。

 

その様子が本当に印象的で、今でも覚えています。私が目指すべきはこういう姿勢、こういう態度なんだと。

いつでもゴキゲンでいることは、最強の力だと感じました。

 

自分に非がない場面で理不尽な目に遭っても、決して反応してはいけない。

長い人生において大事な考えです。実践していきます。

 

まとめ

自分の感情は自分でコントロールできるようになる。

 

 

  • この記事を書いた人

イナ

本業は設計者。29歳。書評とコラムを発信する、当サイトの管理人。気ままに記事を更新します。日課は読書と筋トレ。深夜ラジオとADVゲーム好き。

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