生きることをやめないこと。
2019年に発生した、京都アニメーション第1スタジオ放火殺人事件から、本日で2年が経過しました。
YouTubeの公式チャンネルでは、「二年目の追悼式」として終日まで映像配信がされています。
関係者、犠牲になった社員の遺族の方々から、言葉が届けられています。
2年という歳月が経過しても、私の中では記憶が色褪せることなく、心に負った傷は今も消えないまま。
昔から京アニ作品が好きだった私にとって、この悲しみはずっと残り続けるのだと思います。
日本の、世界の宝といってもいい、素晴らしい才能を持った多くの命が、突然奪われてしまった。
余りにも残酷な行為を、受け入れられない理不尽さを、私は許すことは出来なかった。
月日が経っても、どうしても事件のことを思い出してしまい、しばらくは京アニ作品を見ることが出来なくなっていました。
それから少しの時間が経って、「もっと自分はこのことに、真剣に向き合わなければいけない」と思うようになりました。
自分の影響が及ばないことを、いつまでも考えても仕方がない。
自分のやるべきことに、目を向けるべき。
確かにそれが正論です。私自身もそう思います。それでも、何か一つでも、出来ることがないだろうか。
自分の本業を100%やった上で、1%でも何か出来ないか。そう考えるようになりました。
追悼式では1分間の黙祷を捧げた後、関係者から寄せられたメッセージが流れました。
共通していたのは、「ただ会いたい」という、亡くなった方々を想い慕う言葉。
綴られた思いを、残された人々は未来へ届ける責任があります。
私に何が出来るのか、その答えは今も探し続けています。これからも、歩みを止めるつもりはありません。
私を支え続けているのは、大好きな作品:ヴァイオレット・エヴァーガーデンの主題歌、「Sincerely」の歌詞にある
生きること やめないこと
あなたに 今日を 誇れるように
未来のことは分かりません。
日々の仕事に追い詰められることも、誰かからの悪意を受けることも時にはあるでしょう。
コロナウイルスが今後、収束するかどうかも断定は出来ません。
突然、思いもよらぬ不幸に見舞われることも、生きている限り避けられません。
それでも、生きる。生きていくことを、自分から諦めることはしません。
大切な人に、誇れるような毎日を過ごす。
そういった気持ちで、これからも前に進み続けます。
亡くなられた方々に、心よりご冥福をお祈りいたします。
#Pray For Kyoani.