【コラム】唐突に始まった自宅警備員生活。
帰省先で・・・
先月の中旬、お盆の時期に一週間の夏休みがありましたので、地元の鹿児島へ帰省していました。
お墓参り、実家への帰省、家を建てた友人宅への訪問などの個人的な用事を済ませ、有り余る時間を甲子園を観て過ごしていました。
一番盛り上がったであろう、下関国際VS大阪桐蔭の試合だけ、最後まで見れませんでしたが・・・。
そして、愛知へ戻る当日の朝。
早朝の時点で発熱していることが分かり、急遽病院へ連絡して検査したところ「コロナ陽性」が発覚。
10日間の自宅待機を余儀なくされました。
当然、愛知には戻って来れないので、予約していた飛行機はキャンセルに。
会社に連絡し、自宅待機の為にお休みをいただく旨を伝えました。
感染者数が全国的に爆発していた時期で、社内でも陽性になった方が複数名おられましたので、
今回、私が感染したのは「順番が回ってきた」と正直思っています。
ただ、帰省していなければ恐らく感染していなかったので、
軽はずみな行動で会社、先輩社員、上司、帰省先で泊めてもらっていた母親には多大な迷惑を掛けてしまったと、反省しております。
コロナ陽性になったことのある方も非常に多くなっているので、今さら私が「こういう症状が出た」と説明したところで、
そこまで有益ではないかもしれませんが・・・
実際にコロナに感染したらこうだった、ということをお伝えできればと思います。
8月19日:感染1日前
この日は朝から喉の痛みがありました。多少、咳も出ていました。
休暇中に一度会っていた友人から、二日前にコロナの陽性になったという連絡を受けていたので、極力外出は避けていましたが・・・
これはひょっとすると、自分も感染ってしまったかな? ということを思い始めました。
とりあえずコンビニでのど飴を買い、喉の痛みを誤魔化そうとしました。
食事等は問題なく摂れていましたが、夜になると少し倦怠感も感じ始めていたので、早めに寝ることに。
夜中に目が覚めると、尋常じゃなく鼻水が出ていたので、「これは普通じゃない」ということは察していました。
8月20日:陽性発覚した当日
そして迎えた翌朝。起きた段階で「これは発熱している」というのが感覚で分かりました。
体温計で測定すると、案の定「38.2℃」で、38℃を超えておりました。「あぁ・・・」という気分になりました。
多少ダルかったくらいの症状でしたが、流石に検査しない訳にもいかず、
地元の耳鼻咽喉科に連絡し、「発熱外来」と伝えると、
「午前10時から検査できるので、院内の駐車場でお待ちください」
と言われました。
午前10時。病院から少し離れた場所に検査スペースが設けられており、先生の指示で誘導されます。
先生たちは感染しないように、厳重な防護服を身につけていました。こんなに暑い中、本当にご苦労様です。
検査スペースに入ったら、待ち時間で測定した体温計を返却し、早速PCR検査を受診しました。
ーで、結論を云うと、このPCR検査がコロナに感染して一番辛かったかもしれません。
職場で濃厚接触者になったとき、市販の検査キットで検査したことがあったのですが、それとは全く別物です。
シャーペンくらいの太さの治具を、鼻の奥の奥にまで突っ込まれました。
昔、胃カメラを鼻から通したことがあるのですが、その時の記憶がフラッシュバックしました。
こういうとき、病院の先生方は決まって「体の力を抜いてくださいね〜」などと仰るのですが、抜ける訳ないだろうが。
こちとら鼻の穴に思いっ切りシャーペン突っ込まれてんだぞ!
「お前も同じ目に合わせてやろうか」と逆ギレしそうになりましたが、早々に検査は終わったので、それは良かったですね。
そして結果は、やっぱり「陽性」とのこと。
コロナに対する治療薬はありませんが、解熱剤と喉の炎症を緩和する薬をもらい、後は保健所からの指示を待つようにと言われました。
帰宅後はすぐに会社に連絡して、午後からは布団の上で横になって過ごしました。
夕方ごろに保健所から連絡があり、「20日を0日として、10日間の自宅待機をお願いします」という指示を受けました。
濃厚接触者となった母親は、「5日間は出勤不可で、極力外出を控えるように」ということでした。
ここから、10日間の自宅警備員生活がスタートしました。
8月21日〜:自宅警備員生活のはじまり。
20日〜29日まで自宅待機で過ごします。
陽性発覚から翌日となった21日時点の体温は、37.4℃まで下がっていました。
保健所から、新型コロナウイルスの管理システム:HER-SYSに健康状態を記録するようにと言われていたので、
自宅待機中は決まった時間に入力するようにしていました。(Cメールで通知が来ていました。)
参考:新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)|厚生労働省
また、会社からは「体調が回復したら対応願います」と、
健康チェックシートや行動記録表などの提出が求められていましたので、21日はその作成を済ませました。
後は、学生時代のアルバイト先でお世話になった社員の方が別店舗に異動されるとのことで、その方に対するメッセージを書いて・・・
そういうことが出来るくらいには、体調は回復していました。
ーで、その後も特に健康状態が悪くなるということは、なかったですね。
毎日検温していましたが、大体36.9℃〜37.1℃を行ったり来たりする程度で、日常生活にほとんど支障はありませんでした。
咳や鼻水は出ていましたが、よく言われる「呼吸困難」や「味覚障害」は一度も起こらなかったです。
美味いものをしっかり食べて、たっぷり寝れていました。
ワクチンは3回目の接種まで済ませていたので、それが幸いしたのかもしれません。
自宅待機中の過ごし方
コロナ感染した多くの方から、「やることが無い」という話はよく聞いていました。それは当然ですよね。
甲子園の決勝を観れたのは良かったのですが、終わって以降はTVで観るものもありませんでした。
オードリーの若林さんがコロナ陽性になった時は、『呪術廻戦』を一気に観てどハマりし、ラジオで度々その話をしていましたが・・・
本・マンガを読んだり、アニメ・ドラマ・映画を観たりというのが良いと思います。それ以外の過ごし方は、無いです。
ただ、私はブログをやっているので、この時間を利用して記事を書いたり、次の記事の構想を練ったりすることが出来ました。
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こういうときは自宅で出来る趣味を持っていると強い、と感じました。
後はもう、開き直って本・マンガ・アニメを消化する時間に充てました。
前から気になっていた『ローゼンメイデン』を読んだり、京アニの名作『CLANNAD』をdアニメストアで観たり・・・
今アニメで話題沸騰中の『メイドインアビス』もマンガで読んで、ある登場人物が“お弁当”にされるシーンを見て吐きそうになりました。
何を言っているか分からないと思いますが、近々解説する記事をUPしようと思うので、お楽しみに。
そんなことをして過ごせていたので、退屈はしませんでした。生まれた時代に感謝ですね。
ただ、ジムで汗を流したいとか、サウナでさっぱりしたいな〜とは思っていました。
自宅待機を終えて・・・
そうして無事に自宅待機期間が終わり、愛知にも戻りました。
今のところ後遺症を感じることもなく、健康体で元気に過ごせています。
実際に自分がコロナになって改めて思ったのが、「段々と収束に向かっていくだろうな」ということです。
自宅療養期間が短縮されるというニュースが報道されましたが、徐々にそういう風にしていくべきだろうな、と。
参考:感染者の療養期間、短縮へ 有症状者の10日間→7日間案など|毎日新聞
これは決して、「コロナは大したことがなかったから、安心していいよ」ということを主張したい訳ではありません。
私がたまたま何事もなく過ごせていただけで、知り合いの中にはずっと喉が痛かったり、味覚障害になったりした人もおりました。
今後も、感染防止対策をやっていくべきだとは思っています。密回避、リモートワークなど。
それでも、私のように症状が軽い人に対しては、処置の仕方も柔軟に変えて欲しいと思いました。
症状の度合いに、個人差があるのは当たり前の話なので、一律10日間も自宅待機するのはいかがなものかと。
PCR検査も、結果が完全に正しいとは言えないという気もします。
私の身近にいる人も、咳が出たり多少倦怠感があったりしていたようですが、それでも「陰性」という結果になった人もいます。
そういう人たちを「無症状」と判定するのは、何か違う。それでも、そうするしかないくらい、病院はパンクしているのでしょうね。
コロナ対策:
これだけ感染者数が増えて、コロナに感染しない方法というのは存在しません。
それでも、「これはやっておくべき」と思った対策を、最後に3つ紹介します。
1.何か身体がおかしいと少しでも思ったら、人に会わない。
思ったより疲れているな〜と感じたら、それがコロナ感染のサインの場合があります。
2.ワクチンは接種しておく。
主義主張は人によって様々あると思いますが、やれることはやっておきましょう。
3.自宅待機の過ごし方を考えておく。
ある意味、こんなに贅沢に時間を使えることはないので、「陽性になったときのこと」を考えておきましょう。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう。
参考